2015年2月28日土曜日

日本から「どん兵衛きつねうどん」が届いた


 「まごころ通信」でカップ麺が届いたので、今日の朝食は、そのカップ麺の中から、「日清どん兵衛きつねうどん」をいただく。

 「まごころ通信」というのは、海外で働く日本の駐在員に、日本食や日本の生活用品を届けてくれるサービスのこと。

 わが社の場合も、送料は会社が負担してくれるなどして、「まごころ通信」の利用を支援してくれている。

 今回分の申し込みを行ったのは1月19日(月)のこと。それから2週間後の2月2日(月)に、「まず2個分を発送しました」というメール連絡があり、さらに翌週の2月9日(月)に「残る1個も発送しました」という連絡がきた。

 関税などの関係で、全部で3個口にして送ってくれたようだ。

 それからほぼ1ヶ月。まさに「やっと」といった感じで、3個口のうちの1個が到着したわけだ。

 注文してから6週間。「地球の裏側まで、よく来てくれたね」という感じで、なんだか愛(いと)おしい。

 届いた段ボール箱には、まったく損傷はなくて、きれいな直方体を保っている。

 箱を開けると、たっぷりの緩衝材に包まれて荷物が入っていた。

 「まごころ通信」で注文するのは、お米、酒や調味料などの液体ものといった『自分で持ってくるには重いもの』と、カップ麺などのように、重量の割にカサがあって、『自分で持ってくるにはスーツケース内の占有率が高すぎるもの』などが向いているようだ。

 今回も、そういうものを中心に、27種類65個の品物を注文した。そのうち、今回届いたのは8種類19個だ。

 ほとんどの品物に損傷はなし。カップ麺のうち1個だけが、問題がない程度に、ちょっとだけ凹んでいた。その凹んでいた1個を、今日の朝食にした次第です。

 あと2箱の到着が楽しみだ。


朝食: 昨夜届いた「まごころ通信」の食品の中から、カップ部分にちょっとだけ歪(ゆが)みが出ていた「日清どん兵衛きつねうどん」をいただく。っくぅ~っ。これよ、これ。日本のうどんはええのぉ! それにしても添付されている「彩り七味」。『香り引き立つ』と書かれているとおり、本当に香りがいい。

昼食: 10時ごろ、同じアパートのSさんと、散歩も兼ねて日本食材店の「オリエンタル」に行って豆腐(4.90R$、206円)と納豆(4.90R$、206円)を買って帰る。さらに帰り道に、スーパー「フルータリア」で玉ネギ(2個で1,82R$、77円)と生野菜(ニンジン、キャベツ、紫キャベツ)の千切りミックス(1.44R$、61円)を購入。納豆は冷凍なので、すぐには食べられないが、豆腐や野菜は大丈夫。豆腐、玉ねぎ、松山揚げの味噌汁を作り、今朝から解凍しておいた豚肉をトンテキにして、昼食のおかずにする。

夕食: 公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ」。ビール(550ml缶、6.00R$、252円)とカップスープ(カウジーニョ、3.00R$、126円)から始めて、牛カルビ(4.00R$、168円)、牛肩ロース(4.50R$、189円)へと食べ進む。飲み物はカシャーサ(3.00R$、126円)のダブルに移行。カシャーサをダブルで注文すると、お母さん(=店主の奥さん)なら、コップにすり切り1杯のカシャーサを持ってきてくれるところを、看板娘(=店主の娘)は普通のカシャーサを2つ持ってきてくれた。このほうが量が多い。屋台の女性陣(3人)のそれぞれから、「今日は一人なの?」と聞かれる。なんだか常連さんになれたようで、うれしいなあ。1時間半ほどゆっくりして、今日のお勘定は23.50R$(989円)。このところレアル高なので、日本円にすると千円以内に納まった。

「まごころ通信」の荷物が到着
箱の中には緩衝材がたっぷり
緩衝材を取り除くと小箱が並ぶ
小箱もそれぞれ開封する
8種類19個の品物が入ってた
そのうち1個をさっそくいただく
昼食にはトンテキを焼く
夜はひとりで公園の屋台へ
牛バラ(カルビ)串
牛肩ロース(マミーニャ)串
カシャーサをダブルで注文
ブラジルレモンを搾り入れて飲む

2015年2月27日金曜日

ピザたっぷりで超満腹 「トマセリ」

ラグーナのカルゾーネ

 毎週水曜日に一緒に飲みに行っていたメンバーのうち二人が、ブラジルでの業務を終了し、3月中旬に日本に帰ることになった。

 そこで、「何が食べたい?」と、お店を選んでもらったところ、名前があがったのが「トマセリ(Tomaselli)」。

 我われが暮らしているエリアの中では、ここのピザが一番おいしいと評判のお店だ。

 7人で生ビールで乾杯し、料理はイタリア風前菜(Antipasto All'italiana、アンティパスト・アリタリアーナ、36.20R$、1,523円)から始まって、ラグーナのカルゾーネ(Calzone della Laguna、カルゾーニ・デラ・ラグーナ、58.40R$、2,457円)、ピッツァ・カプリチョーザ(Pizza Capricciosa、32.40R$、1,363円)、ミートローフ(Polpettone、ポルペトーニ、スパゲティも付いて80.00R$、3,366円)と続く。

 イタリア風前菜は、プロヴォローネ(硬質チーズ)、ブルーチーズ、生ハム、ハム、サラミ、オリーブなどの盛り合せ。パンも付いてきた。

 カルゾーネというのは、ピザ生地に具を包んで、オーブンで焼いたものだそうな。巨大な餃子(ぎょうざ)にトマトソースがかかったような外観だ。具はモッツァレラ、イタリアンサラミ、リコッタ、オレガノなど。

 ピッツァ・カプリチョーザは、ハム、タマネギ、ゆで卵、ブラックオリーブがのったマルゲリータ。ここのピザはクリスピーなのが特徴。これが日本人の好みに合うのかな。

 ミートローフまで出たところで一段落したかと思いきや、さらにピザを食べようという話になって、ピッツァ・カプレーゼ(Pizza Caprese、41.80R$、1,759円)とパルミジャーナ(Parmigiana、36.50R$、1,536円)も追加注文。

 ピッツァ・カプレーゼは、モッツァレラとバジルソース、黒オリーブ、トマトスライス、バジルがのったマルゲリータ。パルミジャーナはルッコラ、パルメザンチーズ、モッツァレラ、ドライトマト、黒オリーブのマルゲリータだ。

 飲み物のほうは、みんなで赤ワインを1本空けたあと、私はウイスキー・サワー(11.50R$、484円)をもらった。8年もののウイスキー(銘柄不明)に、ブラジル・レモン(ライムと同等)と砂糖が入ったカクテルだ。甘さ、酸っぱさ、冷たさ(=カクテルの3要素)が加わると、強いお酒も飲みやすくなるのがすごいよね。

 最後にイチゴのアイスクリーム(7.00R$、295円)とエスプレッソコーヒーをもらって〆。

 お勘定は割り勘で、ひとり97.00R$(4,081円)ずつだった。

 久しぶりに「超」がつくほど満腹。動くのも苦しいぐらいだ。やっぱり美味いなあ、「トマセリ」は。


朝食: 牛ひき肉煮(Carne Moída、カルニ・モイーダ)、クスクス(Cuscuz)、チーズパン(Pão com Queijo、パン・コン・ケイジョ)、バナナ(Banana)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。朝の主菜は牛ひき肉煮か、ブラジル・ソーセージと玉ネギ炒め(Linguiça Acebolada、リングイッサ・アセボラーダ)。この二つは必ずこの組み合わせで出てくる。ブラジルにやって来た当初の数ヶ月間は、いつも牛ひき肉煮を選んでいたんだけれど、それ以降はずっとブラジル・ソーセージだった。今日は久しぶりに牛ひき肉煮を食べてみた。う~む。やっぱり自分の好みがブラジル・ソーセージのほうに傾いてるなあ。もしかすると、舌がだんだんブラジル人化してきてるんだろうか……。

昼食: フェイジョアーダ(Feijoada)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、シトラス・オレンジ(Laranja Pêra、ラランジャ・ペラ)、タンジェリンジュース(Suco de Tangerina、スーコ・ジ・タンジェリーナ)。金曜日は煮込みの日。今日はブラジルを代表する煮込み料理、フェイジョアーダだ。いつも思うことながら、これで焼酎を飲んだら最高だろうなあ。

夕食: 水曜日に集まって飲み会をしていたメンバー7人で、レストラン&ピッツェリア「トマセリ(Tomaselli)」で飲み会。明日が休み(土曜日)だと思うと、心おきなく飲むことができる。しかしながら、「トマセリ」の料理のおいしさに、今日は飲むよりも食べるほうが主体になってしまった。アパートに帰ると「まごころ通信」の荷物が届いていた。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
「トマセリ」 生ビールで乾杯
イタリア風前菜
カルゾーネ、カプリチョーザ
ミートローフ(スパゲティ添え)
ウイスキー・サワー
パルミジャーナ、カプレーゼ
イチゴのアイスクリーム
エスプレッソ

2015年2月26日木曜日

居酒屋カメラがすばらしい

公園の屋台に集う面々

 木曜日は屋台の日。屋台に行けば、誰かがいる。

 今日も、ひとり、またひとりとやって来て、最終的に7人が集まった。

 何度かご紹介しているとおり、こちらの屋台は、屋台本体部は厨房の機能しか持っておらず、客は隣接する公園の中に、屋台の経営者が並べた、プラスチック製のテーブルやイスを使って、野外レストランのような楽しみ方をするのである。

 照明も公園の灯りだけなので、場所によって明るいところもあれば暗いところもある。

 今日、我われがテーブルを並べたのは、公園の中でももっとも暗いぐらいの場所。

 それでもストロボなしで、ちゃんとした写真が撮れるんだから、日本のデジタルカメラはすばらしいなあ。(Auto撮影、f1.8、1/15秒、ISO3200、露出補正なし)

 私が使っているカメラは、昨年の11月(一時帰国時)に購入した、CANON PowerShot S120というコンパクトデジタルカメラ。その時の実売価格は28,000円ぐらいだった。

 このカメラの初期モデル(S90)を開発するときのキーワードが「居酒屋カメラ」だったそうだ。(日経トレンディネットより)

 「居酒屋できれいに撮れるカメラを作れ」というのが当時の事業部長からの指示。

 「暗い室内でもストロボなしできれいに撮れる」、「手ぶれしにくい」、「手軽にいつでも持ち歩けるサイズ」。

 こういったことが、「居酒屋できれいに撮れる」ために必要な要素。これを実現すべく開発されたのが、CANON PowerShot Sシリーズだ。

 このPowerShot S120は、私にとって初めてのCANONのカメラ。とても満足しています。


朝食: 鶏細切り煮(Iscas de Frango ao Molho、イスカス・ジ・フランゴ・アオ・モーリョ)、クスクス(Cuscuz)、ポレンタ(Polenta)、ハムパン(Pão com Mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。ポレンタはトウモロコシの粉を練り固めた料理。これだけを取ってきて食べている人もいる。

昼食: 牛肉と野菜の煮込み(Picadinho com Legumes、ピカジーニョ・コン・レグメス)、黒豆煮(Feijão Preto、フェイジョン・プレート)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、メロン(Melão)、グアバジュース(Suco de Goiaba、スーコ・ジ・ゴイアーバ)。昨日の昼食のメモでも書いたとおり、今週の昼食では、二つから選べる主菜の中から、毎回、牛肉を選んできた。今日も牛肉と野菜の煮込みを選択した。シチュー(Guisado、ギザード)と同じような感じ。今日のもう一つの主菜は、豚ロースと玉ネギ(Copa Lombo Acebolado、コパ・ロンボ・アセボラード)だった。

夕食: 公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ」で、カウジーニョ(カップスープ)から始めて、アルゼンチン・ピッカーニャ、鶏肉、ミックス(牛肉、鶏肉、ソーセージ)、チーズの干し肉巻き、牛カルビ、鶏ハツなどなどを次々と食べながら、たっぷりとビール。大勢で食べると、いろんな種類が食べられていい。お勘定は割り勘で、ひとり23R$(944円)と安い。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
CANON PowerShot S120
冒頭の写真はこの辺で撮影

2015年2月25日水曜日

塩漬け肉煮込み(Charque à Brejeira)

社員食堂の朝食(主菜は塩漬け肉煮込み)

 昨日、カルニ・ジ・ソウ(Carne de Sol)という、軽く塩をふって天日干しした牛肉のことを書きましたが、今日の朝食は塩漬け肉煮込み(Charque à Brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)。

 カルニ・ジ・ソウよりも、たくさん塩に浸けこんで、硬くしたもの。塩抜きをしてから煮込みます。

 昨日の朝食が、ギザード(Guisado)という牛肉煮込み、今日が塩漬け肉煮込みということで、生肉のシチューと、塩漬け肉のシチューを食べ比べることができました。

 その違いは!

 アジの塩焼きと、アジの開きを焼いたものの違いと同じような感じで、どちらも美味いのですが、生肉のほうはふんわりとジューシー。塩漬け肉のほうはギュッと身が締まって、旨みも凝縮されています。

 どっちも好きだなあ。


朝食: 塩漬け肉煮込み(Charque à Brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)、キャッサバ芋(Macaxeira、マカシェイラ)、チーズパン(Pão com Queijo、パン・コン・ケイジョ)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。メニューで紹介されている今朝の果物はメロン(Melão)だったのに、実際には、私よりちょっと早い時間帯に食堂に行った人たちにはバナナ(Banana)が、私と同じぐらいの時間帯の人たちはパパイヤが、私よりちょっと遅くいった人たちはメロンが出された。同じ食堂内に千人ほどの従業員がいる中、果物の違いで来た時間帯がわかっておもしろい。(ちなみに食堂は4つあって、どこに入ってもいい。料理は同じ。)

昼食: ピザ職人の牛ステーキ(Bife a Pizzaiolo、ビッフィ・ア・ピッツァイオーロ)、黒豆煮(Feijão Preto、フェイジョン・プレート)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、バナナ(Banana)、カシュー・ジュース(Suco de Caju、スーコ・ジ・カジュー)。月曜日から三日連続で、昼食は牛ステーキ。月曜日は牛ステーキ・グレイヴィーソース(Bife ao Molho Madeira、ビッフィ・アオ・モーリョ・マデイラ)、火曜日は牛干し肉の玉ネギ炒め(Carne de Sol Acebolada、カルニ・ジ・ソウ・アセボラーダ)、そして今日はピザ職人の牛ステーキ(Bife a Pizzaiolo、ビッフィ・ア・ピッツァイオーロ)だ。トマトソースで、とろけたチーズものってるから、「ピザ職人の牛ステーキ」と言うらしい。

夕食: まずは千葉産落花生でビール(銘柄はDevassa、デバッサ)。さらには骨せんべい(いわし、あじ、きす)。そして今夜も、チーズパン2個をつまみに、カシャーサ(銘柄はPitú、ピトゥ)の青汁割りを飲む。カシャーサの青汁割り、はまってるなあ。けっこう美味いんだ、これが。

社員食堂の昼食
千葉産落花生でビール
骨せんべい
チーズパンでカシャーサ青汁割り

2015年2月24日火曜日

太陽の肉(Carne de Sol)

社員食堂の昼食(主菜は牛干し肉)

 ブラジルでは生肉もよく食べるけど、干し肉もよく食べる。

 冷蔵庫が発明されるよりもずっと前から、長期保存のために干し肉を作るという技術が発達してきたようだ。

 今日の昼食の主菜は、カルニ・ジ・ソウ(Carne de Sol)。直訳すると「太陽の肉」ということで、牛肉に軽く塩をふって天日干しにしたもの。

 干し肉の中では、もっとも生に近い。魚介類の干し方で言うと、一夜干しってところかな。

 我われが住んでいる、ブラジル北東部の名物料理です。

 もう少し干したものがシャルキ(Charque)だ。これはアジの開きなどと同じぐらいの感じかなあ。このシャルキを英語にするとジャーキー(Jerky)。つまりビーフ・ジャーキーのことである。

 シャルキの倍ぐらい干して、さらに硬くしたものがカルニ・セッカ(Carne Seca)。魚介類なら、これはもう棒鱈(ぼうだら)なみか。

 生の魚介類もうまいが、干した魚介類もまた、それとは違ううまみがあるように、干した牛肉も、生の牛肉にはない味わいがあって、とても美味しいし、おもしろい。


朝食: 牛煮込み(Guisado、ギザード)、クスクス(Cuscuz)、さつま芋(Batata doce、バタタドーシ)、ハムパン(Pão com Mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、スイカ(Melancia、メランシア)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。ギザード(Guisado)というのは、シチューのことなんだけれど、具材のほとんどが牛肉。牛煮込みに、ニンジンがちょっとだけ入っている感じだ。

昼食: 牛干し肉の玉ネギ炒め(Carne de Sol Acebolada、カルニ・ジ・ソウ・アセボラーダ)、茶豆煮(Feijão Mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、マンゴージュース(Suco de Manga、スーコ・ジ・マンガ)。

夕食: オニオングラタンスープ(インスタント)とハムパン2個、カシャーサ(銘柄はPitú、ピトゥ)の青汁割り。ハムパンのハムはモルタデーラ(Mortadela)。日本では、ボローニャソーセージとも呼ばれているもので、豚肉と脂身を混ぜて蒸したもの。チーズ系のスープによく合う!

社員食堂の朝食
アパートで夕食

2015年2月23日月曜日

ポルトガル語教室終了

夕食: チゲ風スープ春雨

 会社のポルトガル語教室も、今日で最終回。

 修了証(Certificado de Conclusão、サーチフィカード・ジ・コンクルーザォン)をもらいました。

 ポルトガル語は、その名のとおり、ポルトガルの言葉。

 それが大航海時代に、ポルトガルの植民地に広まっていきました。

 現在、ポルトガル語を母国とする人口は約2億5千万人。そのうちブラジル人が約2億人、ポルトガル人はなんと1千万人程度と、数の上ではブラジルが圧倒しています。

 ポルトガルによるブラジルの植民地化が始まったのは1500年(日本は室町時代)のこと。それ以来、500年以上を経て、ポルトガルのポルトガル語と、ブラジルのポルトガル語には違いが出てきました。

 その差は、イギリス英語と、アメリカ英語の違いと同程度なんだそうな。

 ウィキペディアによると、『2008年5月にポルトガル議会は今後6年かけて綴りを現在のものからブラジル風のものに変更する法案を可決した』んだそうです。

 旧植民地での表記法に旧宗主国が従うというのは、とても珍しいこと。数の力は偉大ですね。

 それにしても、修了証はもらったものの、私のポルトガル語は一向に上達していません。教室がなくなっても、自分で勉強しなきゃなあ……。


朝食: ポルトガル・ソーセージ(Salsicha à Portuguesa)、クスクス(Cuscuz)、チーズパン(Pão com Queijo)、バナナ(Banana)、カフェオレ(Café com Leite)。大好きなポルトガル・ソーセージ。いつもはひと口大にカットしたソーセージを煮込んであるだけなんだけれど、今日は牛ひき肉も一緒に煮込まれていて、旨みが強い。いいね! バナナも甘くていいぞ。それにしても、先週末(金曜日)ぐらいから、普通にカフェオレを注いでいるのに甘くない。明らかに砂糖なしだ。どうしたんだろうね? みんながあまりに砂糖を使うから、もとのコーヒーやミルクは砂糖なしだけにしちゃったのかなあ。

昼食: 牛ステーキ・グレイヴィーソース(Bife ao Molho Madeira)、黒豆煮(Feijão Preto、フェイジョン・プレート)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、スイカ(Melancia、メランシア)、アセロラジュース(Suco de Acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。今日のもう一つの主菜はローストチキン(frango assado、フランゴ・アサード)だった。

夕食: ポルトガル語教室を終えて、アパートに着いたのは7時40分。チーズパンを主食兼つまみにしながら、カシャーサ(銘柄はPitú、ピトゥ)の青汁割りを飲む。〆はスープ春雨(インスタント)。担々風、チゲ風、中華風、海鮮風、白湯風、わかめという6種類のスープが選べるなか、今日はチゲ風を選択した。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
チーズパンとピトゥの青汁割り
チゲ風スープ春雨で〆

2015年2月22日日曜日

週に一度は日本のごはん!

1膳めは「ちりめん山椒」をふりかけて

 夕方になって、無性にごはんが食べたくなった。

 考えてみれば、昨日(土曜日)、今日(日曜日)と、まったくごはんを食べていないではないか!

 冷凍庫に1膳分のごはんはあるが、それでは足りそうにないので、新たに1合分のごはんを炊く。

 今日はごはんが主役なので、他はすべて、ごはんを美味しく食べるためのものにする。

 お椀は、フジッコの「純とろ」と「ふじっ子(塩こんぶ)」、梅干し、梅海苔に湯を注いだ簡単お吸い物。

 ごはんのお供は「わらびの里 五色ぱっく」のうち、ちりめん山椒と焼き紅鮭の2品を選択。有明海産の味付け海苔も用意した。

 ごはんができあがると同時に丼に盛り、ふりかけと一緒にワッシワッシといただく。

 ん~ん。炊き立てごはんがうまいのぉ。

 ブラジルのパラパラごはん(Arroz、アホス)も好きなんだけれど、少なくとも週に1回は日本のごはんも食べたいよね。

 1合のごはんをすべて完食して、ごはん不足が解消した。


朝食: 味のマルタイ棒ラーメン。玉ネギ、刻みネギ(フリーズドライ)、ゆで卵を入れて。写真を見ていただくとわかるとおり、こっちの玉子は黄身の色が薄い。日本の玉子と比べると、黄身のコクも少ない。おそらく鶏のエサが違うんだろうなあ。この味わいの薄さゆえに、もし玉子が生で食べられたとしても、あまり玉子かけごはんにしたいという気持ちが起こらない。(日本人社員の中に、「ボクはブラジルでも普通に玉子かけごはんを食べてますよ」という人がいて、びっくりした!)

昼食: 今週も同じアパートのSさんと一緒に「ガレート・ペキン(Galeto Pekin)」に向かう。Sさんも、すっかり手羽焼きのファンになってくれたようで嬉しい。アパート近くのスーパー、「フルータリア」の前で、これまた同じアパートのIさんとバッタリ。Iさんも一緒に行くことになった。今日はボヘミア(Bohemia大瓶、8.00R$、332円)のビールがなくて、スコウ(Skol大瓶、7.00R$、290円)にする。ひとりビール1本ずつと、手羽焼き(1本1R$、41円)を8本ずつで、お勘定は合計45.00R$(1,867円)ひとり15.00R$(622円)ずつ。Iさんも手羽焼きを気に入ってくれたようだ。(計算レートは41.49円/R$)

夕食: ごはん、ふりかけ、味付け海苔、お吸い物。食後のお茶代わりに青汁。

朝は「味のマルタイ棒ラーメン」
昼は「ガレート・ペキン」の手羽焼き
夜のごはんのお供はふりかけ
2膳めは「焼き紅鮭」をふりかけて

2015年2月21日土曜日

長期熟成カシャーサ

キロンボ・オウロ(Quilombo Ouro)

 夕食後に、もうちょっと飲みたい気分になって、冷凍庫で冷している、とっておきの樽貯蔵のカシャーサ(Quilombo Ouro、キロンボ・オウロ)をストレートで。

 普通のカシャーサは無色透明だけれど、樽で寝かせたカシャーサはウイスキーと同様に琥珀色だ。

 そして、冷凍しても凍らない。(普通のカシャーサも凍らない。)

 サトウキビからできたお酒らしい、ふわんとした甘みがカシャーサの特徴。

 寝かせたカシャーサは、そのやわらかい甘みを、より味わうことができる。

 カクテルの基本的なねらいは、本来は強くて飲みにくいお酒に、甘さと酸っぱさを加えて冷すことによって飲みやすくすること。このカシャーサは、最初から甘みが加わっているので飲みやすいのだ。これにレモン(=ブラジルのレモンはほぼライムと同じ)を搾り入れれば、それだけで完璧なカクテルの味わいになる。

 飲んだ量を、ちゃんと気にしていないと、ついつい飲み過ぎてしまうことだけが困りものだ。


朝食: おろしそば。同じアパートのTさんからいただいた玉垣製麺所(新潟・十日町)の「妻有そば」(乾麺)、春田さんからいただいた大根、創味のつゆ、ヤマキの「カツオパック」、山本海苔店の「梅が香 もみ海苔」という同じ材料を使っての3度めのチャレンジ。変えているのは大根おろしの量、つゆの割り加減と量の2つ。大根おろしの量は前回とほぼ同じで、つゆの割り方をちょっと薄くして、量も少なくした。布(ふ)のりが入ったそばには、薄めのつゆのほうがよく合うようだ。1回めより2回め2回めよりも3回めと、徐々に味のレベルが上がっているのだけれど、春田さんからいただいた大根が、今回でなくなったので、4回めは少し先になるかな。

昼食: フィレミニョンのステーキの玉ネギ添え。野菜スープ、ハムパン2個。ステーキと野菜スープも前回に続いて2回め。ステーキは、前回、玉ネギがちょっと多かったので、今回は少なめにした。野菜スープは煮込み時間を伸ばしてよくなった。が! スープの味がちょっと薄かったので、塩味を足したところ、これがちょっと足し過ぎ。塩辛くなった。味の調整はむずかしいのぉ……。

夕食: 二日連続で、公園の屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ」に行こうと思っていたのだが、昼から特に運動もしていないのでお腹がすかない。今の季節、晴れればものすごく暑くて、今日のように曇ればときどき雨が降ったりする。外に出る気になりにくいんだな。今日も1日、(ベランダでハンモックには揺られたけれど)一歩も外に出ていない。そんなわけで、夜は簡単にすませることにして、まずは小魚とナッツのおつまみでビールを飲んで、カシャーサの青汁割りに切り替えてハムパンを2個。そして食後に長期熟成カシャーサ。

朝食:おろしそば
昼食:ステーキと野菜スープ
夕食:小魚ナッツでビール
カシャーサ青汁割りでハムパン