2015年3月31日火曜日

店主一家のスリーショット


 おろっ。火曜日なのに屋台が出ている。

「せっかくなので、行きますか!」

 と即決。あっという間に4人が集まった。

 まずはビール(Skol 550ml缶、6.00R$、223円)をもらって、串焼き(churrasquinho、シュハスキーニョ)は、ミックス(misto、ミスト、3.50R$、130円)、牛カルビ(filé de costela、フィレ・ジ・コステラ、4.00R$、149円)、そして牛肩ロース(maminha、マミーニャ、4.50R$、167円)からスタートする。

 長さ、幅、高さのすべてが、少なく見積もっても日本の焼鳥の5割増し(1.5倍)ぐらい、つまり容量的には日本の焼鳥3.5本分ぐらいある、牛肉を中心とした焼肉串が、3.00R$(112円)から、いちばん高いものでも8.00R$(297円)ぐらいで食べられるんだから、うれしい限り。

 ちなみに今日は、その最高価格の「アルゼンチン牛のイチボ肉」(picanha argentina、ピッカーニャ・アルゼンチーナ)は、残念ながら仕入なしとのこと。

 代わりにたのんだのが、脂分の感じが近い牛カルビと、弾力感が近い牛肩ロースだった。

「なんで火曜日なのに開いてるの?」と聞いてみると、

「金曜日が祝日(キリスト復活祭)なので、今週は火・水・木を営業して、金・土は休むつもり」とのこと。

(ちなみに、キリスト復活祭の日は、肉を食べてはいけないことになっていて、肉系のレストランは閉店になるんだそうです。)

 この屋台、通常は水~土の週4日間営業。このところ水曜日も休んで、週3日間(木・金・土)営業のことが多かったので、その3日間が火・水・木にずれたってことか。

 この屋台は、営業すればしただけ、どんどん儲かると思うんだけれど、きっとそんな気はないんだろうな。

『家族が楽しく食べていければいい。(お客さんもたくさん来てくれるので)週に3日も営業すれば、もう十分だ』

 きっとそんな感じで営業してるに違いない。こういう考え方のほうが、ブラジルではどうやら主流。みんな、ガツガツしていないのである。

 ビールもどんどんお代わりしながら、「干し肉もいっときますか?」ということで、牛干し肉(charque、シャルキ、5.00R$、186円)や、チーズの干し肉巻き(carne de sol com queijo、カルニ・ジ・ソウ・コン・ケージョ、4.50R$、167円)を注文し、さらに鶏ハツ(coração、コラサォン、3.00、112円)ももらう。

 最後は、ブラジル・レモンを搾ったカシャーサ(caninha、カニーニャ、3.00R$、112円)(銘柄は「ピトゥ(Pitû)」)でビシッと〆て、2時間ほどの滞在。

 今夜のお勘定は4人で89.00R$(3,308円)、ひとり当たり22.25R$(827円)だった。いつもながら安いよねえ。どうもごちそうさま。


朝食: 塩漬け肉煮込み(charque à brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)、クスクス(cuscuz、キャッサバ粉とトウモロコシ粉で作ったそぼろ)、ムングザー(munguzá、甘くてドロリとしたコーンスープ)、チーズパン(pão com queijo、パンォ・コン・ケージョ)、パパイヤ(mamão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。4連休明けの朝食は、大好物のシャルキ(塩漬け干し肉)だった。休み明けに好物が出ると、それだけでテンションがあがっていい。でも朝から満腹だ。

昼食: 牛肉細切りの中華風(iscas chinesa、イスカス・シネーザ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジャンォ・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカハンォ・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、アセロラジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。今日の主菜、イスカス・シネーザ(iscas chinesa)は、細切りにした牛肉と、同じく細く切った玉ネギ、ピーマンなどを一緒に炒め、中華風に味ととろみをつけたもの。金曜日に「中華大飯店(Chinatown)」で食べた「牛肉細切りと玉ねぎの炒め(Carne Desfiada com Cebola、カルニ・ジスフィアーダ・コン・セボーラ)」に味わいは近い。肉もやわらかくて、いいね。

夕食: 同じ会社のT内さん、S田さん、N口さんと4人で、目の前の公園に出る屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」。いつもは開いていない火曜日なので、この屋台にしては珍しくお客もまばら。店主一家(大将、女将さん、看板娘)も、今日はゆるゆると過ごしている。せっかくなので、この機会に、店主一家の写真を撮らせていただいた。「えぇ~っ。写真はいいよぉ~っ」みたいな感じで逃げ回る女将さんを、大将と看板娘が引き込んでくれて、なんとかスリーショットとなった。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
屋台でミックスと牛カルビ
シャルキ(牛干し肉)

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