2015年5月31日日曜日

焼きネギおろしそば

焼きネギおろしそば

朝食: レシフェで農業指導をされている春田さんからいただいていた太ネギを胡麻油で焼き、大根はおろして、温かい焼きネギおろしそばを作った。たっぷりのかつお節と、これまたたっぷりのもみ海苔をのせていただくと、たまらんのお、こりゃ。朝から日本酒が欲しくなる一品であった。

昼食: 日曜日なので「ガレート・ペキン」。S木さん、T内さんと3人で。今日の「ガレート・ペキン」はいつも以上に混んでいる。かろうじて空いていた1卓に滑り込み、手羽焼き(1本1.00R$、約40円)をつまみにビールである。最後にカシャーサももらって、昼間の酒盛りを楽しんでいたのだが、とにかく客が多くて、追加注文したカシャーサが、待てど暮らせど出てこない。仕方なく、注文はキャンセルして、お勘定してもらう。今日は3人で53.00R$(約2,120円)、ひとり当たり17.67R$(約710円)だった。最近、道路も渋滞してるし、酒場も混雑してるし、どうしちゃったんだろうね。

夕食: 湯通しを終えて冷凍保存していたサヤエンドウの残り半分を、卵とじにする。先週の反省を活かして、今回は砂糖なし。味醂(みりん)だけの甘みにしたところ、これが大成功。自分好みの味に仕上がった。フリーズドライの野菜たっぷり生みそ汁、ごはん、そしてこれまた春田さんからいただいたタクアンとともに。久しぶりの和食がいいねえ。

「ガレート・ペキン」で昼食
夕食はサヤエンドウの卵とじ
ごはんとタクアン
マルコメ「野菜を食べるみそ汁」

2015年5月30日土曜日

ヒカルド・ブレナン協会

考える人

 S田さんにお誘いいただき、N西さん、N口さんと4人で、「ヒカルド・ブレナン協会(Instituto Ricardo Brennand)」という美術館&博物館に出かけることになった。

 この協会に何度も行ったことがあるS田さんが、今日の見学プランも作ってくれたので、その行程に従って行動する。

レシフェ中心街の近距離バスターミナル

 まずは午前11時に、アパート近くのバス停に集合である。ここから路線バスでレシフェの中心街(centro、セントロ)に向かうのだ。何本もの系統がある中、61番か62番のバスが、中心街に向かうものらしい。料金は一律2.45R$(約100円)と安い。しかも日曜・祝日は半額になるそうだ。

サン・ジョゼ市場

 中心街のバスターミナルでバスを降りると、目の前がサン・ジョゼ市場(Mercado de São José)である。ここは本当に市民が買い物をするための市場で、観光客のためだけに作られたものではない。肉や魚がちょっと(かなり?!)臭(にお)うけど、本物のにぎわいが楽しい。

カニ酒?! 両側は果物が入った酒

 ハンモックを売ってる店や、日本食材の店などなど、店の数が多い分、扱っている品物も盛りだくさんだ。丸ごとのカニが浸(つ)かっているお酒も売ってるんだけど、このカニ、どうやって瓶の中に入れたんだろうね?

カーザ・ダ・クルトゥーラ

 商店街の中の、小さなベトナム料理屋で昼食をとった後、すぐ近くの「カーザ・ダ・クルトゥーラ(Casa da Cultura)」へ。ここは昔、牢獄だったところで、その独房のひとつひとつが、今は土産物店になっている。

鉄道博物館

 さらにそのとなりにある「鉄道博物館(Museu do Trem)」も見学。博物館になっている旧・レシフェ中央駅(Antiga Estação Central)は1888年に建てられたもの。それから1980年ごろまで、ブラジル国内には多くの鉄道網が敷(し)かれていたようだ。

 飛行機が一般的になるにつれて、鉄道はなくなっていったらしいんだけど、今はその線路の痕跡(こんせき)すら見かけたことがないなあ。

 そしていよいよ今日の主目的地である「ヒカルド・ブレナン博物館」へと向かう。

 レシフェ中心街から「ヒカルド・ブレナン博物館」までは、タクシーで30分、料金にして40.00R$(約1,600円)ほどかかる。


 「ヒカルド・ブレナン協会」は、ヒカルド・ブレナンという大金持ちが、自分で収集した美術品や武器・武具類などを、広大な自分の敷地と、その中の建物をそのまま博物館として公開しているもの。入場料(大人20.00R$、約800円、子供はその半額)は取るものの、その入場料だけでは、館内に数多くいる係員や警備員の賃金にもならないぐらいだろう。


 庭先には、フレンツェにあるダビデ像(ミケランジェロ作)のレプリカがあるほか、館内に入るとすぐに「考える人」(ロダン作)の銅像も飾られている。これらもすべて、ヒカルド・ブレナンが作らせたものなんだそうな。


 武器・武具のコーナーに行くと、世界中のいろいろな刀や鎧(よろい)が飾られているのだけれど、残念ながら日本のものはなかった。

 それにしても、この敷地、この建物、そしてこの収蔵品。どれだけ大金持ちなんだろう!


朝食: カップヌードルカレーをメインに、チーズパン、目玉焼き、そして青汁(朝なのでノン・アルコール)で朝食とする。昨夜、夕食を食べないまま寝落ちてしまったので、ほどよくお腹が空いている。このカップヌードルは、「まごころ通信」で日本から購入したもの。ブラジルにもカップヌードルはあるけれど、カレー味のものはない。久しぶりのカレー味だなあ。最後にいつ食べたかとふり返ってみると、1月10日呉森沢ホテルで、朝食としてカレーライスを食べて以来だから、4ヶ月以上ぶりである。カレーは好きなので、こっちにもレトルトのカレーはたくさん持って来てるんだけど、これまで、なぜか食べようという気が起こらなかったのだ。カレーが嫌いになったわけではない。賞味期限が近いものから、その賞味期限に追い立てられるように、順番に順番に食べているうちに、カレーが後回しになっていたのである。海外単身赴任の食生活は、賞味期限との戦いなのである。ふと気がつくと、カップヌードルの賞味期限も近づいてきている。ときどき食べるようにしなくっちゃ!

昼食: S田さん、N西さん、N口さんと4人で出かけたレシフェの中心街(centro、セントロ)にあるベトナム料理屋「ダフェンギ・ショウ(dafeng shou)」で昼食。ブッフェレーンで、ひと皿に好きなだけ盛って、最後に主菜を2品選んで、おねえさんについでもらう仕組み。これで11.99R$(約480円)の均一料金。ベトナム料理らしいものは、焼きめしぐらいかなあ。あとはほとんど社員食堂の昼食と変わらない。主菜は、牛焼肉(ミニステーキ)2枚(←これで2品分)にした。清涼飲料水(350ml缶、3.00R$、約120円)かジュース(350ml缶、3.50R$、約140円)を付けて、ひとり15.00R$(約600円)~15.50R$(約620円)といったところ。昼食を出す料理屋は、こういうタイプ(ひと皿でいくらという値付けの店)が多い。もうひとつ多いのがポルキロ(量り売り)タイプの店だ。こちらは、お皿に盛った量を計量して値段が決まる。肉でも魚でも野菜でも、その食材単価があまり変わらないブラジルならではの出し方だな。


夕食: 博物館から、タクシーでショッピング・レシフェ(Shopping Recife)へ。中心街(centro、セントロ)から博物館までがタクシーで約40.00R$(約1,600円)だったのに対して、博物館からショッピング・レシフェは約35.00R$(約1,400円)と、こちらのほうが安いのには驚いた。そして、ショッピング・レシフェ内の中華料理店「チャイナタウン(Chinatown)」で早め(午後4時半)の夕食。青椒肉絲(55.20R$、約2,200円)、エビチリ(65.10R$、約2,600円)、ビーフン(48.90R$、約2,000円)をもらって、生ビール(大)(8.40R$、約340円)で乾杯。おかわりのときに、S田さんが生ビール(小)(5.60R$、約220円)をもらったところ、生ビール(大)とほとんど変わらない量だった。メニュー上は(大)が450ml、(小)は270mlとなっているんだけど、そんな差はない。しかも、(大)はプラコップで、(小)はジョッキで出てくるので、感覚的にも(小)がおすすめだ。今日のもう一つの収穫は、メニューの表紙を飾っている料理が、「雀巣(ninho dourado、ニーニョ・ドウラード)」(60.00R$、約2,400円)であるということがわかったこと。次の機会には、雀巣で、生ビール(小)だな。サービス料10%が加算されて、お勘定は4人で約250.00R$(約10,000円)。ひとり当たり62.50R$(約2,500円)ずつだった。ショッピング・レシフェ内のハイパー・ボンプレッソ(スーパー)のアイスクリームで〆!

夜食: 夕食を食べるのが早過ぎたからか、あんなに満腹だったのに、夜にはまた小腹が空いてきたので、アパート横の公園の屋台、「シュハスキーニョ・バイアーノ(Churrasquinho Baiano)」に出かけて、カウジーニョでビール。その後、ピッカーニャ・アルゼンチーナをもらって、カシャーサに切り替えようとしたところ、今日はカシャーサ(3.00R$、約120円)がないんだけど、アルカトラォン(Alcatrão、5.00R$、約200円)ならあるという。このアルカトランは、瓶には「コニャーキ・ジ・アルカトラォン(Conhaque de Alcatrão)」、直訳するとタール・ブランデーと書かれている。タールというのは『有機物質の熱分解によって得られる、粘り気のある黒から褐色の油状の液体』のことらしいので、きっとサトウキビの搾りかすから作ったものなんだろうな。これを注文すると、たっぷりの蜂蜜を入れて出してくれる。これだと甘すぎるので、蜂蜜少なめで出してもらった。それでもまだちょっと甘かったので、2杯めは蜂蜜なしでもらって、コラサォン(鶏ハツ)を食べる。う~む、微妙。少し甘みがあるほうが、このお酒には合ってるのかなあ。ひとりでゆっくりと楽しんで、今日のお勘定は31.50R$、約1,260円)だった。(本日のレート:39.08円/R$)

アパートで朝食
サン・ジョゼ市場
店々を見て歩く
市場は生活感にあふれている
ベトナム料理屋
店員さんが撮ってくれた
ベトナム料理屋で昼食
博物館には古いバーも!
鎧(よろい)も展示している
「チャイナタウン」で夕食
次回はたのみたい「雀巣」
アイスクリームで〆
夜食は公園の屋台で
ピッカーニャ・アルゼンチーナ
アルカトラォン
コラサォン(鶏ハツ)

2015年5月29日金曜日

労働組合のストライキに遭遇


 なにかあったらしく、朝の通勤バスが停車してしまった。

 日々、いろんなことが起こるので、通勤バス内の社員たちはみんな、あわてることも、騒ぐこともない。

 「仕方ないなあ」といった表情でバスから降りて、背伸びをしたり、タバコを吸ったりしている。

 何事もなかったように、バスの中で寝続けているものもいる。

 しばらくして、「(自分たちの)会社の労働組合のストで、会社に入れないようにバリケードを築いて、通勤バスが通れないようにしている」という情報が入ってきた。

 おぉ~っ。去年もストがあったと聞いたことがあるけれど、それは私がブラジルに着任する前のこと。私自身がストの場に居合わせたのは、これが初めてだ。

 本当に、いろんなことが起こるなあ。

 待ってるだけですることもないので、近くの小高い丘に登って、ずらりと並んだ通勤バスの先のほうの様子を見てみたり、近くの森の中に入ってみたり。

 森には野生のマンゴーが成っていて、みんなそれを取ってきている。

 私もさっそくその1個をかじってみると、これが甘いこと、美味しいこと。

 常夏のレシフェは、こうして果物や芋類がいくらでもできるので、食べるのに困ることはない。しかも、夜、その辺で寝ちゃったとしても、絶対に凍死したりすることはない。ものすごく「生きやすい」土地がらなのだ。

 そうこうしているうちに、警察もやって来て、バリケードも撤去された様子。

 やっと動き始めたバスが会社に到着したのは、いつもより2時間以上遅い、午前8時50分だった。


朝食: ブラジル・ソーセージ(calabresa、カラブレーザ)、クスクス(cuscuz)、ムングザ(munguzá、甘いトウモロコシスープ)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、バナナ(banana)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。ストのせいで、会社に着いたのは朝9時前。いつもは6時40分ごろに到着するので、2時間以上、遅れての到着だ。それでもちゃんと社員食堂を開けてくれてるのがありがたいなあ。ちなみに、本当の社員食堂の営業時間は、朝は入場が7時10分までで、始業時刻の7時半には閉店となる。昼食まで、あまり時間がないので、軽めに食べようと思うのだが、お腹が空いていることもあって、ブッフェレーンに並ぶと、ついいつもと同じように取ってしまった。

昼食: フェイジョアーダ(feijoada)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、クリームケーキ(bolo com cobertura、ボーロ・コン・コベルツーラ)、マンダリンジュース(suco de tangerina、スーコ・ジ・タンジェリーナ)。朝食が遅かったので、あっという間に昼がきた。まだお腹は空いてないんだけれど、今日は大好物のフェイジョアーダなので、絶対に食べる! あれっ? 今日のデザートは果物がなくて、ケーキだけだ。たまにはまあ、いいか。

夕食: 今日もまた帰りの道路は大渋滞。しかも今日は雨が降っているので、エアコンのないバスの中は、ものすごく蒸し暑い。昨日よりさらに10分遅れて、午後8時55分にアパートに到着。昨日の最長新記録を、たった1日で更新した。行き(朝)も3時間かかり、帰り(夜)も3時間。往復で6時間もの通勤時間となった。とにかく疲れ切っていたので、まずシャワーを浴びて、「あぁ~、疲れた」とちょっとベッドに腰を下ろしたつもりが、知らぬ間に寝落ちていた。フッと気がついたら、朝の4時。電灯もテレビもつけっぱなしだった。疲れてたんだなあ。お腹も空いていないので、そのまま寝続けることにした。そんなわけで、今夜は夕食抜き。

バスが動かないので外で休憩
野生のマンゴーを食べてみる
社員食堂の朝食
社員食堂の昼食

2015年5月28日木曜日

大渋滞で帰宅が遅れる


 通勤バスのルートが大渋滞していて、普段は1時間から、遅くても1時間半で帰り着くところ、3時間近く(2時間50分)もかかってしまった。

 私の経験の中では、最長新記録だ。

 渋滞が起こるのは冒頭の地図の赤マーカーから、その下の橙(だいだい)色のマーカーの部分。

 この地図の上(北)側がレシフェ市街、下(南)側が工業団地のあるエリアである。

 通勤の車のほとんどは、この道を下(南)から上(北)へと走っていく。

 2本の高速道路を走ってきた車が、赤マーカーの部分だけ、1本に合流する。ここで渋滞するんですね。

 朝は、会社ごとの出勤時間帯がずれているのか、そこまで渋滞しないん。ところが、夕方はみんな同じごろにここを通過するようで、ものすごく混むんですねえ。

 今月に入ってから、その混み具合が一段とひどくなった。どこか、従業員が多い会社の退勤時刻が変わったのかなあ??


朝食: 鶏こま切れ煮(iscas de frango ao molho、イスカス・ジ・フランゴ・アオ・モーリョ)、クスクス(cuscuz)、ポレンタ(polenta)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。朝食の主菜は、鶏こま切れ煮、牛肉煮、牛干し肉煮、牛ひき肉煮、豚腸詰(ブラジル・ソーセージ)が順に出てくる。牛ひき肉煮と豚腸詰は、必ず同じ日に出てきて、どちらかを選ぶようになっている。

昼食: ビーフストロガノフ(strogonof de carne、ストロゴノフ・ジ・カルニ)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、ぶどうジュース(suco de uva、スーコ・ジ・ウーヴァ)。主菜のところに、いつも山盛りでついでくれるおばちゃんがいて、ビーフストロガノフを、これでもかというほどたっぷりと盛ってくれた。もう一つの主菜は、チキン・オーブン(frango ao forno、フランゴ・アオ・フォルノ)だった。

夕方: 道路が渋滞していて、アパートに着いたのは午後8時45分。3時間近くかかった。木曜日なので、公園の屋台に顔を出してみると、I和泉さん、S田さん、I重さんが飲んでいたので合流。「そろそろ帰ろうかと思ってたよ」という3人に、バスがものすごく遅れた話をする。3人は今日、残業用の車で帰ってきた。先行している通勤バスから「高速道路が大渋滞中」という情報が入ったため、残業用の車は、海岸沿いの一般道(冒頭の地図の海沿いの道)を帰ってきて、7時半過ぎにアパートに到着したんだそうだ。後から出発した残業組に、先を越されるという結果になってたんですね。カウジーニョとピッカーニャをもらって、4人で98.00R$(約3,920円)。ひとり当たり24.50R$(980円)ずつのところを、「遅く来たからいいよ」と、私の分だけ安めにしてくれた。すみません。ちょっと食べ足りなかったので、部屋に戻ってから、カシャーサの青汁割りでハムパン2個で〆。(本日のレート:39.50円/R$)

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
木曜日の夜は屋台で一献
部屋に戻って〆のハムパン

2015年5月27日水曜日

ブラジルのイブ

ブラジルのイブ

 呉の地域情報誌、月刊「くれえばん」に連載中の『ブラジル奮闘記』。

 第11回めとなる今回のテーマは「ブラジルのイブ」。

 上の画像は、世界遺産の街・オリンダの土産物店の庭先にあるイブの像。旧約聖書の「アダムとイブ」のイブだ。

(現在発売中の「くれえばん6月号」に掲載している写真のカラー版です。)

 私たちが住んでいる、ブラジル北東部には、針でつつけばパチンとはじけそうなぐらい、ボリュームたっぷりの女性が多い。

 そんな彼女たちは、いつも陽気で元気溌剌。働き者なのだ。

 常夏のレシフェには、彼女たちの存在が欠かせないのである。


朝食: 牛干し肉煮込み(charque à brejeira、シャルキ・ア・ブレジェイラ)、ゆでキャッサバ芋(macaxeira)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。ブッフェレーンには、ゆでキャッサバ芋とクスクス(cuscuz)が並んでいるものの、今日はキャッサバ芋だけを取った。ねっとりとろりとした食感と、味わいが微妙に甘い(=ごはんと同じ程度のほの甘さ)のがいい。すばらしい主食(炭水化物食品)だと思う。牛干し肉は、生肉と比べて、ほろりとほぐれるほど軟らかいのがいいね!

昼食: 牛鍋(bife de panela、ビッフィ・ジ・パネーラ)、茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、スイカ(melancia、メランシア)、カシュージュース(suco de caju、スーコ・ジ・カジュー)。主菜の「牛鍋」は、牛肉と玉ネギの炒め(bife acebolado、ビッフィ・アセボラード)と同じような肉を、鍋で煮込んだもの。やわらかくて食べやすい。今日のもうひとつの主菜は、豚ロースと玉ネギの炒め(copa lombo)だった。

夕食: 昨日作った大根サラダの残り半分と、電子レンジで作った目玉焼き、そしてチーズパン2個で、いつものようにカシャーサ「ピトゥ(pitû)」の青汁割りである。大根サラダが古漬けのようになっていて、これまた美味しかった。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
アパートで夕食
屋根の上にもイブ

2015年5月26日火曜日

豚レバーの生食規制

今や「思い出」となってしまったレバ刺

 日本から、とても残念なニュースが飛び込んできた。

 豚レバーなどの豚の内臓や肉について、6月中旬から、飲食店での生食での提供を禁止することを、厚生労働省として正式に決めたとのこと。

 生食の提供禁止は牛レバーに続き2例めで、違反した場合は2年以下の懲役か200万円以下の罰金となる。

 どういう状態ならば提供が許されるのか。

 豚の内臓や肉の中心部について、「63度で30分間以上加熱」するか、「75度で1分間以上加熱」すればOK。つまり牛乳の低温殺菌と同じような感じだ。

 世の中には低温殺菌調理器(→その一例)なんてのがあるので、そういうものを使うことになるのだろうか。

 がしかし! なにが残念って、この規定では「ちょい焼き」が許されない。

 牛乳を殺菌するのに、120~130℃で2~3秒加熱する超高温瞬間殺菌というのがあるように、豚レバーの場合も、『炭火焼き(燃焼温度は約1,000℃)の場合は、2~3秒加熱すれば可』なんて文言も入れてくれるとありがたいんだけどなあ。

 いずれにせよ、日本の「もつ焼き文化」を大きく変える法律になることは間違いない。


朝食: 牛肉煮込み(guisado、ギザード)、クスクス(cuscuz)、サツマイモ(batata doce、バタタ・ドーシ)、ハムパン(pão com mortadela、パン・コン・モルタデーラ)、バナナ(banana)、カフェオレ(café com leite)。ポルトガル語でサツマイモのことをバタタ・ドーシ(batata doce)と言います、バタタは「ジャガイモ」、ドーシは「甘い」って意味なので、バタタ・ドーシは直訳すると「甘いジャガイモ」って意味なんです。イモの形も食感も、かな~り違うと思うのに、なんでこんな、まるで兄弟のような名前が付いちゃったんでしょうね。

昼食: 牛ステーキ野菜ソース(bife com molho de legumes、ビッフィ・コン・モーリョ・ジ・レグメス)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz branco、アホース・ブランコ)、スパゲティ(macarrão espaguete ao sugo、マカホン・エスパゲッチ・アオ・スーゴ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、マンゴージュース(suco de manga、スーコ・ジ・マンガ)。あれれ? 今日の昼食は、ポルトガル風レバー炒め(iscas de fígado à portuguesa、イスカス・ジ・フィガード・ア・ポルツゲーサ)が出る予定だったので、楽しみにしてたんだけど、二つの主菜として並んでいるのは牛ステーキと、チキン・オーブン(frango ao forno、フランゴ・アオ・フォルノ)だ。残念。でも牛ステーキにかかっている野菜ソースが、予想以上に美味しかったので、ま、いいとするか。

夕食: 日曜日(5/24)に、レシフェで50年以上にわたって農業指導を続けている春田さんから、大根や太ネギをいただいたので、今日は大根サラダを作って食べることにした。いつものように作り方はクックパッドを参考にしたのだが、できあがった大根サラダが多いこと! 半分は密封容器にとって冷蔵し、今日は大根サラダ半分と目玉焼きをビールとともにいただいた。その後、カシャーサ「ピトゥ(pitû)」の青汁割りを作って、つまみと食事を兼ねたハムパン2個で〆。今日は、久しぶりに渋滞なしで帰ってこれたので、ゆっくりとくつろげる夜となった。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
大根サラダ
カシャーサ青汁割りとハムパン