2015年9月26日土曜日

​アマゾン魚料理「タンバキ・ジ・バンダ」


 マナウスのダウンタウン地区に戻っての夕食はアマゾン魚料理の店、「タンバキ・ジ・バンダ(Tambaqui de Banda)」。

 マナウスの日系旅行会社「ATSツール」の島社長から、『マナウスで一番人気のあるタンバキの炭焼きの専門店』というご紹介をいただいていたのである。


 タンバキ(tambaqui)というのは、アマゾン河に生息している、重要な食用魚で、成長すると体長1メートルぐらいになるそうだ。


 店は、昼間に行ったアマゾナス劇場のすぐ裏手にあり、野外席、1階席、2階席が選べる。

 常夏のレシフェ(南緯8度)でも、レストランはなぜか野外席から埋まっていくが、南緯4度とさらに暑い(今日の昼間の気温は38℃だった!)マナウスでも、やっぱり野外席が人気のようだ。

 日本人の我われは、冷房がよく効いていて、ながめもいい2階の窓ぎわに席を作ってもらった。


 メニューには、いろいろなタンバキ料理が並んでいるほか、肉料理までがのっている。

 我われは、もっとも基本的な「タンバキの炭焼き」にした。

 大きさが、スモール(30cm、44.90R$、約1,350円)、ミディアム(40㎝、54.90R$、約1,650円)、ビッグ(45㎝、64.90R$、約1,950円)、スーパー(60cm、104.90R$、約3,150円)の4種類。

 昼のカツ丼が効いていて、まだそんなにお腹がすいていない我われは、ミディアムサイズのタンバキをもらって、6人で分けることにした。


 ビール(ハイネケン600ml瓶、11.90R$、約360円)を飲みながら待つことしばし。

 でーんと登場したタンバキの炭焼きは、銀色の楕円形の皿からはみ出している!

 40センチでも、でっかいなあ!


 丸ごとの状態をみんなに見せてくれたあと、ウェイターがみんなに取り分けてくれた。

『アマゾン河の魚って、どんな味なんだろうなあ?』

 と思いながら、最初のひと切れを口に運ぶ。

「うまいっ!」

 みんなの口から、思わずそんな言葉がもれるほど、この魚はうまいっ!

 ブラジルに来てから食べた魚のなかで、まちがいなく、これが一番うまいっ!

 日本の魚との比較で考えると、旨みの強さはサバやアジなどの焼魚に近いかなあ。しっかりとした身のやわらかさはタイに似てるかなあ。

 飲みものをカイピリーニャ(9.00R$、約270円)に切り替えて、あっという間にタンバキを完食した。


 こんなに美味しい魚だったら、もっと大きなサイズでもいけたよね!

 デザートのアイスクリーム(7.90R$、約240円)を食べながら、そんな話をしたものだったが、その後の3日間で、アマゾンでとれる食用の川魚は、実はどれもものすごく美味しいことを知ることになるのだった。

 サービス料10%がついて、今夜のお勘定は6人で251.90R$(約7,560円)、ひとり当たり41.98R$(約1,260円)だった。安いっ。

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