2015年11月1日日曜日

フラミンゴとチャンタニ村


 ウユニ塩湖の縁(ふち)の部分には、塩湖の下から水が湧(わ)いているところが多くて、まるで普通の湖畔(こはん)のようになっている。


 トゥヌパ火山の湖畔にはフラミンゴが飛来していて、間近に見ることができる。


 かなり塩分の濃い塩水だろうと思うんだけれど、それでもなにかフラミンゴのエサになる生物が住んでるのかなあ?


 フラミンゴを見たあとは、再びトゥヌパ火山の麓(ふもと)に戻り、チャンタニ村の小さな博物館(Museo Chantani、ムゼオ・チャンタニ)に行く。

 ここには昔々、この地の人たちが使っていた土器や石器が集められている。

 その土器や石器が、日本のものとすごく似ていて、地球の反対側とは思えない。


 なんてったって、石包丁(いしぼうちょう)や石臼(いしうす)まであるんだから、すごいよね!

 アンデスの先住民は、姿もアジア人に似てるけど、こういう道具まで似てるのには、改めて驚いた。


 かなり違うのは家の造り。高度が3,700mほどあるこの地では、木が育たないので、家の骨組みには乾かしたサボテンが使われている。


 椅子(いす)だって、乾燥させたサボテンでできている。


 そして、トゥヌパ火山の湖畔側に広がる平地では、ウユニの人たちの大切な主菜となるリャマ(ラマ)が放牧されている。

 白いのは衣服などの毛糸として使われ、黒いのは食用になるんだって。


 そして再び車に乗り込んで帰路につく。


 まわりの山々を目印にしながら、地面についた轍(わだち)を目安にひたすら走っていく。

 そうやって塩湖の上になんとなくできた道なんだけど、別の道と交差するところには、その目印として、ポツンとタイヤが置かれている。

 もうすぐ今宵の宿、塩でできたホテルに到着だ。

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