2015年11月9日月曜日

メニューにはないペペロンチーノ


 日本からの来客のみなさんと、イタリア料理「トマセリ(Tomaselli)」で懇親会。

 来客とは言うものの、もともとは同じ会社のメンバーばかりなので、和気あいあいと盛り上がる。

 スパゲティ・カルボナーラが出てきたところで、S木さんから、「もっとシンプルな、ペペロンチーノのようなスパゲティが食べたい!」という希望が飛び出した。

 改めてメニューを確認したけれど、残念ながらペペロンチーノはない。

 トマトソースを使ったもの、ミートソースを使ったもの(ボロネーゼ)、そしてチーズを使ったものばかりだ。

 ピリッと辛い料理は、ブラジル北東部ではあまり受けないのかもなあ。

 店のおにいさんを呼んで、メニューにはないペペロンチーノを、しかもアルデンテで注文してみる。

 とは言うものの、ポルトガル語の語彙(ごい)が少ないので、「ニンニクと油(alho e óleo、アーリョ・イ・オーリオ)」とか、「唐辛子(pimenta、ピメンタ)」とか、「アル・デンテ(al dente)」とか、とにかく知ってる単語を羅列して、なんとかわかってもらおうと、みんなで努力した。

 その結果、登場したのが冒頭の写真の一品だ。

 ハムが入っているものの、麺の部分は、正しくペペロンチーノだ。しかも、ちゃんとアル・デンテなのがうれしい。

 まわりから「われも、われも」とフォークがのびてきて、あっという間になくなった。

 やっぱり日本人には、こういうシンプルな麺類が好まれるんだな。


朝食: 煮込みソーセージ(salsicha ao sugo、サウシーシャ・アオ・スーゴ)、クスクス(cuscuz)、トウモロコシ・スープ(munguzá、ムングザ)、ハムパン(pão com apresuntado、パン・コン・アプレズンタード)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。ついこの間、煮込みソーセージを食べた気がするけど、今日も煮込みソーセージ。新しい食堂業者になってから、料理のバラエティが乏(とぼ)しくなった気がするなあ。

昼食: 煮込みステーキ(bife de panela、ビッフィ・ジ・パネーラ)、茶豆煮(feijão carioca、フェイジョン・カリオーカ)、ライス(arroz branco、アホース・ブランコ)、スパゲティ・ボロネーゼ(macarrão espaguete ao molho bolonhesa、マカホン・エスパゲッチ・アオ・モーリョ・ボロニェーザ)、オレンジ(laranja、ラランジャ)、ガラナ・ジュース(suco de guaraná、スーコ・ジ・グァラナ)。もうひとつの主菜はチキンカツ(filé de frango à milanesa、フィレ・ジ・フランゴ・ア・ミラネーザ)。こちらも人気が高い一品だ。


夕食: イタリア料理「トマセリ(Tomaselli)」で懇親会。イタリア風前菜(antipasto all'italiana)から始まって、グリーンサラダ(insalata verde)、トマセリ・ピザ(pizza margherita tomaselli)、ラグーナのカルゾーネ(calzone della laguna)、牛ヒレステーキ(filetto alla mostarda)などをいただきつつ、ビール、白ワイン、赤ワイン、そしてカイピリーニャ。この店はデザートも美味しいので、最後のデザートを楽しみにしていたら、その前に閉会となった。う~ん、残念!

社員食堂の朝食
クスクスと煮込みソーセージ
社員食堂の昼食
煮込みステーキ
イタリア料理「トマセリ(Tomaselli)」
グリーンサラダ
イタリア風前菜
お通しのパン
ラグーナのカルゾーネ
牛ヒレステーキ

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