2015年12月12日土曜日

またしても「二毛作」での大宴会


 かつてブラジルに単身赴任されていて、今は九州で勤務されているS田さんが上京されるのに合わせて、首都圏在住のブラジル赴任メンバーが「二毛作」(立石)に集まった。


 事前にお願いして、刺身の盛り合わせは用意してもらっておいた。


 飲みものは「イマちゃんハイ」(700円ぐらい)。

 6月にブラジルまで遊びに来てくれたイマムが飲み始めたから、イマちゃんハイという名前になった。

 今日はそのイマムも、「二毛作」に顔を出してくれた。ありがとう!


 「二毛作」は刺身はもとより、他の料理ももちろんおいしいのだが、その原点は「おでん」である。

 今日はそのおでんも盛り合わせてもらった。

 午後4時に始まった宴会は、延々と8時まで、なんと4時間もの大宴会となった。

 飲みも飲んだり、食いも食ったり、K野さん、その秘書のK泉さん、そしてI和泉さん、S田さん、N西さん、O野さん、そして私の7人でお勘定は40,100円、ひとり当たり5,730円(約180R$)ほどだった。

 あぁ~っ。おいしかった。


マグロほほ肉の竜田揚げ(700円)
「神亀(しんかめ)」燗酒
タコの唐揚げ(500円)
「扶桑鶴(ふそうづる)」燗酒
カキフライ(900円)
「生(き)もとのどぶ」燗酒

2015年12月8日火曜日

帰国中の面々と「二毛作」で昼酒


 12月初旬から1月初旬まで、まるごと1ヶ月のクリスマス休暇で一時帰国している日本人社員たちが、今日は派遣元の日本の会社(東京都内)に集まった。

 ブラジルにいるときは、いつも会社用の作業服か、短パンにTシャツぐらいで過ごしているので、みんながスーツ姿でいるのは、とても珍しい。

 会社での状況報告会は昼過ぎに終わったので、みんなで東京の下町、葛飾区立石にある「二毛作」で飲み始める。

 上の写真にはI和泉さん、N川さん、I藤さん、S藤さんが写っているが、このあとS々木さん、N西さん、I重さんも集まって、私も含めて8人の、昼間の宴席となった。


 まずはビールで乾杯したあと、おまかせ刺盛(1,500円)を造ってもらって日本酒である。


 「二毛作」は元々、おでんが有名な店だが、その他に、日替りの一品料理も数多くそろっている。


 定番メニューでもある「本日のポテトサラダ」(450円)は、基本的にポテトサラダなんだけど、日々、ちょっとずつの工夫がされてるようだ。

 みんなスーツを着ているし、日本の酒場に集まってるんだけれど、いざ飲み始めると、ブラジルで飲んでるときと同じ雰囲気になってきた。

 カシャーサ(ピンガ)がないのが残念だなあ。

黒板メニュー
トマトハイ(400円)

2015年12月2日水曜日

オーロラに見送られて


 「窓の外にオーロラが見えますよ」

 深夜に映画を見ていると、横を通るCAさんがそう声をかけてくれた。

 どれどれと窓のシェードを開けてみると、はるかかなたに横に長く、ぼんやりと緑色のオーロラが広がっている。

 おぉ~っ。初めて見たなあ、本物のオーロラ。

 今はロシア北部の、北極に近い上空あたりか。

 このあと、かなり長い時間、オーロラは見え続けた。


 午前4時半(日本時間)、日本に到着する前に朝食である。

 和食と洋食が選べるところを、今回も和食を選択。

 口取りが烏賊(いか)大根煮、もやしナムル、出汁(だし)巻き玉子、主菜が鮭(さけ)塩焼き。そして御飯(ごはん)と味噌汁(みそしる)に、果物の盛り合せである。


 なにしろこの鮭の塩焼きがすばらしい。ほんわりとやわらかくて、すばらしい弾力感だ。


 食後はコーヒーで〆。

 濃く出したコーヒーに、砂糖をたっぷりと入れて飲むのがブラジル流。

 しかし今回は日本らしくブラックコーヒーにした。


 オーロラが見えていた窓外には朝焼けが広がってきた。


 さあ、いよいよ日本に到着だ。いろんな面で、思い出深い1年5ヶ月だったなあ。

 ありがとう、ブラジル。ありがとう、ブラジルで過ごした仲間たち!

(完)

2015年12月1日火曜日

フランクフルト経由で日本へ


 レシフェ時間の午前5時。リオデジャネイロを飛び立った飛行機が、スペイン上空に差しかかったところで朝食である。

 オムレツかパンケーキかが選べるところを、オムレツ(マッシュルーム入り)のほうを選択。飲み物はオレンジジュースとコーヒーだ。


 そしてレシフェ時間の午前6時20分(現地時刻は午前10時20分)、予定どおりにフランクフルト空港に到着。

 ルフトハンザからルフトハンザへの乗り継ぎの場合、乗り継ぎを案内してくれる人が(サービスで)来てくれるのだけれど、今回はルフトハンザから全日空(ANA)への乗り継ぎなので、案内人はいない。

 しかも乗継時間は1時間10分。リオデジャネイロ空港と同じように、先を行く人を追い越しながら、前へ前へと進んでいくと、ANAへの乗り継ぎは同じターミナル内で、しかもかなり近いところだった。

 ここでもまた、あっという間に手荷物検査も終えて、すぐに搭乗ゲートへ。


 出発まであと1時間ほど残っているので、リオでもそうだったように、フランクフルトでもビジネスラウンジで過ごすことができた。

 しかも、このANAへの乗り継ぎラウンジにはシャワー室がある。(ルフトハンザへの乗り継ぎのときはシャワー室がないのだ!)

 これはありがたいなあ。ブラジルから日本に行く直行便はなくて、ドイツ経由でも、アメリカ経由でも、ドバイ経由でも、ほぼ12時間×2回の空路となる。

 12時間乗ったあと、次の12時間前の間にシャワーを浴びることができるほどうれしいことはない。


 ゆっくりとANAの日本行きの便へと乗り換えると、定刻の午前11時半(レシフェ時間の午前7時半)にフランクフルト空港を出発。


 おそらく初めて乗るANAの国際線。これまで1年半ほどブラジルですごしていたからか、CAのおねえさん(日本人女性)たちが、ものすごく華奢(きゃしゃ)で、かわいく見える。


 そんな機内での食前酒には、ANA日本酒アドバイザーでもある太田和彦さんが選んだ広島は呉の地酒、「寳剱(ほうけん) 純米吟醸 八反錦」をいただく。


 まず出された和洋共通のアミューズは、パテ・ド・カンパーニュとオレンジのカナッペ風、クリームチーズのプンパニッケルサンド、そしてオリーブとほおずき。


 欧州からの帰国便なので、料理は洋食を選ぼうかと思っていたのだが、飲み物の「寳剱」に合わせて、料理も和食にすると、その前菜は、ぬた和え、フォアグラ寄せ、貝柱松風、数の子などの盛り合せと、鶏つくねと野菜の炊き合わせ、そしてスモークサーモンと帆立貝の黄身酢がけである。

 少量ずつ数多く。これが和食の神髄ですね。

 「一品一品を(残すほどに)たっぷりと!」というブラジルなどの食文化とは、まるで違う方向性。

 ちまちまと味わいが変わるから、お酒が進んで仕方がない。


 そして「二の膳」(主菜)は、カレイ竜田揚げの野菜あんかけに、ごはん、みそ汁、お漬物。

 ここでもまず、カレイ竜田揚げをつまみにじっくりと飲む。


 そのカレイ竜田揚げを食べ終えてから、残しておいたごはん、みそ汁、漬物で〆とする。

 『大衆食堂のフルコース』ならぬ、『国際線機内和食のフルコース』だね。

 「寳剱」は、ひとりで4合瓶を空(あ)けちゃうぐらい、たくさん飲んだ。「寳剱」も料理も、それだけ飲めるぐらい美味しかった。


 食後にデザート(パッションフルーツムースまたはチョコレートケーキ)が出されるのだが、それはパスして、サントリーウイスキー「響(ひびき)17年」をロックでもらって、今日の昼食を締めくくった。


 この時点で、レシフェ時間で朝の10時、ドイツ時間では昼の2時、そして日本時間では同じ日の夜10時だ。

 地球の自転に対抗する方向に飛ぶので、これからあっという間に夜になって、約8時間後、日本に着くちょっと前に、夜明けを迎えるのである。

 まだまだ先は長いぞ!